リモートワーカーに疎外感を与えないための 5つのヒント

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新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、多くの企業は従業員の安全を守り、ウイルスのさらなる拡大を防ぐためにリモートワーク制度を採用しています。

しかし、こうした脅威を抜きにしても、リモートワークは多くの企業にとっての新しい基準となりつつあります。調査では、米国の40~70% の労働者が少なくとも週に1回は在宅勤務をしていることが明らかになっています。

リモートで働けることには、自宅やお気に入りのカフェで仕事をする快適さ以上のメリットがあります。リモートワークは従業員のストレスを軽減してやる気を高め、健康状態を維持することに 85% の企業が同意しています。しかし、こうしたメリットに加えて、従業員が孤独を感じるなど、いくつかの課題も内在しています。

リモートワークを行っている従業員が、オフィスで働くチームメイトと同じ仲間意識を保つにはどうすればよいでしょうか。コミュニケーションから正当な評価まで、リモートワーカーに疎外感を抱かせないための 5つのヒントをご紹介します。

 

1. 相手を知る時間をつくる

オフィスに出勤していないリモート従業員は、チームやプロジェクトに関する日々の情報更新の中で見落とされがちです。さらに、廊下での気軽なおしゃべり、オフィスの備品の使用、会社主催のイベントなどの機会も失われます。チャット、メール、ビデオ会議の技術が充実しているにもかかわらず、リモートワーカーの21% はコミュニケーションや協力の面が最も苦労する点だと感じています。

リモートワーカーには仕事中に椅子をくるっと回せばそこに同僚がいるというメリットを享受できません。それでも、定期的な確認報告や対面でのやり取りなど、コミュニティに参加していると感じられる方法は他にもあります。ビデオ電話や週に1度の個別ミーティングを計画し、オフィス外で働く従業員と顔を合わせる機会を最大限に持ちましょう。また、遠距離お茶会をするなど、カジュアルなおしゃべりの時間をつくりましょう。 

 

2. 会議を適切に管理する

テクノロジーの進化により、どこにいても会議に参加できるようになったとはいえ、リモートワーカーは話についていくのに苦労することがあります。会議室からの音量が小さかったり、あるいは音声がこもってしまう場合や、わずかな遅延によって現場とリモートワークの社員の発言のタイミングがかみ合わない場合もあります。会議から取り残される人が出てこないように、事前にアジェンダを作成し、資料を共有しておきましょう。 

不安定な場合や通話が突然切れてしまった時は、通話内容を録音しておくことで、リモートで働くチームメイトも話し合いに参加することができます。そして、会議室にいる従業員と同様に、リモートワーカーにもフィードバックや参加を求めることを忘れないようにしましょう。

 

3. プロジェクトや意思決定に関与させる

期限が厳しく変化のスピードが速いとき、リモートワーカーは重要な決定事項から取り残されてしまうことがあります。起こったことに対して後から謝罪するのではなく、初めからリモートワーカーをプロジェクトや意思決定に巻き込むと決めてしまえば、皆が常に状況を把握し、関与できます。 

効果的なアプローチとして、指定されたチャットやメッセージ機能を使ってオンサイトとリモートの従業員の両方に、すべてのプロジェクトの変更や更新情報を伝えるという方法があります。すべての決定事項や更新内容を文書に残しておかなければならないというコミュニケーションポリシーにより、勤務地にかかわらず、全チームメイトが常にそのチャンネルを利用できる状態にしておくことができます。

 

4. お祝い事はチーム全体で行う

オフィス以外の場所で仕事をすることで気が散る要素が減り、リモートワーカーはオフィスで働く従業員に比べて、生産性が最大で50% 向上することがわかっています。とはいえ、チームの構築という点では、この「気が散る要素」が大切になる場合もあります。

勤務終了後の楽しいひととき、休日のパーティー、チームでのランチなどはオンサイト従業員にとって楽しみのひとつですが、在宅勤務では、こうした楽しみに参加しにくいのが事実です。リモートワーカーも楽しみを共有できるよう、ビデオ通話を使って参加できるようにしたり、特別なメッセージを送ったり、ランチをごちそうするのもよいでしょう。大きなチームのお祝いに参加できるようリモート授業員の旅費を負担することや、チーム全員が会社以外の場所で集まるようオフサイトを計画することもできます。 

 

5. 正当に評価する機会を見つける

オンサイトの従業員と同様に、リモートワーカーも自身の業務に対する感謝や正当な評価を求めています。チームミーティング中に感謝を伝えたり、完了したプロジェクトに対して正式な労いのメールを送るなど、チームメイトの前でリモートワーカーの業績を認めましょう。どのような形であれ、リモートワーカーの貢献に対する感謝の気持ちを表すことで、自身の仕事に意義があることを感じてもらうようにしましょう。

 

まとめ

リモートワーカーはオンサイトの従業員と同様に、チームに欠かせない存在です。ますます多くの人がリモートワークを選択するようになっている中で、雇用主はオフィス外で働く従業員とのコミュニケーションの必要性に適応し、調整していくことが重要です。遠距離での付き合い方に時間を割き、包括的なコミュニケーションポリシーを実践し、リモートワーカーの業績を積極的に認めることは、目の前にいない従業員を大切にするために覚えておきたいポイントです。

 

原文はこちら:Keeping Out of Sight Top of Mind: 5 Tips to Include Remote Employees