コロナ禍での採用ブランド戦略について ― 企業メッセージを正しく伝えるために

新型コロナウイルスは多くの企業に混乱をもたらしています。アマゾンやウォルマートなどの企業の採用計画に注目が集まる一方で、不確実な事態に直面する中、次に何をすべきか明確ではない企業もあるでしょう。

各企業は、それぞれの状況に応じて判断し意思決定を行うことにより、この危機に対応しようとします。しかし、もしあなたが今すぐに新しく人を雇える場合であっても、別のプランを立てようとしている場合であっても、いずれにしても求職者と関係性を構築し、維持していくことが重要です。今できることがあります。それは現在のこの状況にリアルタイムに対応していくだけではありません。事態が収束して、人々がオフィスに戻ったときのための準備でもあります。

ここでは、企業が発信するメッセージと、それが採用ブランディングへ与える影響に焦点を当て、何ができるかをお伝えします。

 

発信するメッセージにより注意を払う

新型コロナウイルスの影響下でも変わらないこと、それは我々の受信トレイがマーケティングやセールスメールで溢れかえっていることです。中には、何もコロナによる影響がないかのような内容や、また利益目当てにこの状況を搾取しようとしているメールもあるかもしれません。

採用に関わる仕事をしている場合は、メッセージを正しく伝えることが重要です。採用ブランディングは”投資”であることを、念頭に置きましょう。

時に戦略は変わる場合もあるかもしれませんが、常に長期的な視野を持って企業ブランドを考える必要があります。採用候補者や従業員が今日目にするものは、数か月後の企業ブランドに影響を与える可能性があるのです。

現在の労働環境と制約を認めないと、候補者や従業員から否定的な反応が起こる可能性があります。最近発信した企業メッセージを思い出してみてください。現状況下では不適切に思われるメッセージはありませんか?SNS、Webサイト、もしくはIndeedの企業ページを確認してください。不適切な印象を与える表現や内容があれば、必ず削除してください。

 

すべての立場の人に話りかける

次に、関係する人すべての立場に身を置いて考えてみることです。自社の企業のブランドやプラットフォームを活用し、困っている方を支援する方法を考えてください。様々な状況の方が企業の発信するメッセージを見ています。関係者全員に語りかけるメッセージになっていますか? 

例えば、採用候補者や従業員においては、どのような人がいるかを考えみましょう。

  • 企業の事業計画見直しや、または必要性に迫られ、職を失った立場にいる方
  • 失業や減給を心配している方
  • 転職について考えなければならない必要に迫られてる方
  • 自身が勤める企業の対応に満足できず、不信感を抱いている方

もし、今すぐに人を雇用できる状況にない場合であっても、状況はいずれ変わってくるでしょう。そして忘れてはならないのが、採用候補者は、それぞれ企業が自分たちに対してどのような対応を取ったか、互いに情報交換をしているということです。

 

企業の取り組みを外部に発信する

この状況に、企業として向き合いましょう。もし、あなたの企業が社会貢献をしているなら、外部に発信しましょう。SNS、ブログ、または企業ページで積極的に伝えましょう。これは、組織としての意欲を社会に示し、企業の価値観や、現状に対する見解を人々が知る機会となります。

Indeedでは、この困難な状況を乗り切るための情報を得られるよう、求職者と雇用者のための特設ページ「Here to help 新型コロナウイルス対策特集」を立ち上げました。小売業者の中には、この状況において現場で働くスタッフに、会社の増益分を昇給として還元した例もあります。数ヶ月前、オーストラリアの山火事が発生した際には、ジョンソン&ジョンソンなどのいくつかの企業は、彼らのブランドプラットフォームを使用し、企業として公益のために会社として何をしていたかを発表しました。

あなたの企業はいかがでしょう、従業員はどのような対応を取っているのでしょうか。外部に向けて、率直、正直、誠実に、そして何より役立つ情報を発信していきましょう。


企業レビューに注意を払う

現在では、従業員も候補者も同様に、サードパーティWebサイトのレビュー上で自分たちのストーリーを語る機会があります。特にこのような状況下では、例えば Indeed 企業ページ上での人々のフィードバックへ、常に企業として返答することが重要です。

今は誰にとっても困難な時期であり、多くの人がストレスを感じています。そのため、自社においてネガティブな経験をした可能性のある人からのレビューに対応出来るような体制をとりましょう。

それは組織の評判を維持するためにも重要です。コメントを無視したり、それに対して無関心であることはそもそも望ましくないのですが、今のような状況ではさらに人々にネガティブな印象を与えます。たとえ難しい場合でも、相手のフィードバックに返信し、共感を示してください。候補者は、その返信から企業が人材を大切にしていることを読み取るのです。これを企業として実践することで、今だけでなく、長期的にも良い人材の関心を得られるようになります。


候補者との接点を保つ

次に企業の透明性を保つことです。現在も採用を行なっている場合、次のことを応募者に明確に伝えましょう。(a)現在の状況下で返信が遅れる可能性について、及び(b)現在の求人の募集をしていない場合は、将来的にポジションを検討するかどうか。

候補者が雇用主に抱いている不満のうちの一つは、応募をしたのに、企業から一向に返信がないことです。

すべての応募者に対応するのは難しいかもしれませんが、返信することで、彼らがあなたに連絡するために時間と労力を費やしたと認識します。エンタープライズ(米国のレンタカー会社)は、応募要件を満たしているかどうかにかかわらず、すべての応募者が返信を受ける取り組みをしています。

候補者は、Webサイトなど見える形で彼らの経験を共有していることを常に念頭に置き、あなたの企業は思いやりがあり、協力的で、共感的な態度を雇用者に対して示しているか、改めて確認してみましょう。

 

メッセージを発信する場を探る

最後に、メッセージを発信する際に、利用可能なすべてのオプションを検討しましょう。

在宅勤務可能な求人はあるでしょうか?実際 Indeedのデータ上では、求職者の「在宅勤務」や「リモート業務」に対する関心が大幅に高まってることが見受けられます。その一方、これらを記載する求人の数の伸びは少し遅れています。企業として、在宅勤務などが可能であれば、求人票に明記してください。

候補者は継続的に仕事を探しています。彼らに、必要な情報を見つけやすくすることが重要です。新型コロナウイルスの影響がどれほど長期化しようとも、Indeedは皆様のお役に立ち続けたいと考えています。情報を提供することは、多くの場合無料ででき、特に制約もありません。企業の情報を人々が目にする場所であれば、あなたの会社の求人でもIndeedの企業ページでも構いません。そうすることで、今必要な人材を確保し、そして将来必要な人材との接点を保つことが出来るのです。

 

原文はこちら:Considerations for Your COVID-19 Employer Brand Strategy and Messaging