労働市場のまとめ ― 小売業界の大型採用、失業数、その他

新型コロナウイルスに関連するニュースの急速な変化を受け、IndeedのHring Lab (グローバルな労働市場に関する報告を行う Indeed のエコノミストとリサーチャーのチーム) は調査結果のまとめを発表しています。

Indeed は刻々と変化する状況に応じて、常に最新情報を把握し、皆様に重要な情報をお届けします。

 

Amazon と Walmart の採用発表で検索回数が急増

(3月26日、ニック・バンカー

3月中旬、米国内の多くの人がテレワークを行うようになったため、食料品と宅配の需要が急上昇しました。対策として、小売大手の Amazon と Walmart は、数十万人規模の採用を計画していると発表しました。

Indeed 上での求職者の反応は早いものでした。3月16日の Amazon の採用発表からわずか1日で、Amazon の求人検索数は3月15日の水準から300% 以上増加しました。また、Walmart も採用拡大の発表後、数日間で求人の検索数が3倍以上になりました。

その後、Amazon と Walmart の求人の検索数は減少しましたが、新型コロナウイルス感染拡大以前よりも大幅に多くなっています。

 

 

2020年3月の雇用報告 ― 失業率の劇的な上昇と悪化への備え

(4月3日、ニック・バンカー

労働統計局は毎月、需要が期待される求人のレポートを発表しています。今月の報告は控えめに言っても残念な内容でした。失業率は4.4% にまで上昇し、プライムエージの就業率 (25歳~54歳の就労者の割合) も急激に低下しています。

 

4月1日のレポートでニックは3月の月例雇用報告 (4月3日に労働統計局が発表) は、新型コロナウイルス危機の労働市場に対する影響をすべて反映したものではないと警告しました。これは、雇用報告のデータが収集されたのは3月9日~13日で、その時期は多くの人がまだ毎日出勤していたのに対し、現在は米国の人口の90% が自宅待機を命令されているためです。

したがって、3月の雇用報告は、データ収集が終了した3月13日以降に米国の求人市場が直面した衝撃を反映していません。3月15日~21日の週に330万件の失業保険が申請されましたが、これは2009年3月の世界的な景気後退時のピークであった66.5万件の約5倍です。その後、3月22日~28日の週に、失業保険の申請はさらに増加し、660万人が新たに申請しました。

レジャー産業とサービス業は特に大きな打撃を受けました。雇用成長率の低下のほぼ3分の2は、これらの産業によるものです。 

「このレポートは米国経済が負った痛みを過小評価しています。今後のレポート内容に気を引き締める必要があります」とニックは述べています。

 

インターンシップへの関心が低下 

(3月27日、アンエリザベス・コンケル)

通常3月は、雇用主が夏に向けてインターンを迎える準備をしているため、インターンシップ募集のピークです。3月上旬までは、インターンシップの募集は過去2年間と同等でした。しかし、3月第2週以降、Indeed での募集は減少し始め、3月6日~31日には18% 減少しました。

求職者の行動も同様です。多くの大学生の生活が3月に劇的に変化したため、求人検索の状況にも大きく影響しました。実家に戻ってオンライン授業を受けることが普通となり、3月31日までに、インターンシップの求人のクリック数は前年度より23% も減少しました。夏に開催されるかどうかが不確実であることが原因と考えられます。

 

今週の報告は以上です。状況の変化に応じて、最新情報をお知らせします。

 

原文はこちら:Labor Market Roundup: Retail Hiring, Unemployment Numbers and More