WFHへの対応:HRコミュニティは語る

昨今、在宅勤務制度を導入する企業がかつてないほど増えています。Googleは年末まで従業員に在宅勤務を認めると発表し、Facebookの従業員の大半も同様です。大手IT企業が在宅勤務を認める中、IT企業以外も在宅勤務を推進しはじめています。

人事関連サービスを提供する会社の従業員や企業の人事担当者も、同じようにこのような状況下で仕事をしています。私たちは採用側であれ管理側であれ、従業員と職場の架け橋となっています。Indeed含めそういった人事関連サービスを提供する私たちの役割は、企業の従業員が生産的に、安全に、そしてできれば楽しんで働けるようサポートすることです。しかし、問題は、私たち自身がそれを行うことができるかどうかということです。

そこで私たちは、人事関連サービスを提供する会社の従業員や企業の人事担当者に、在宅勤務 (WFH = Work From Home) をどのように捉えているのか尋ねました。彼らには独自の視点があり、在宅勤務に対しては、様々な思いが入り混じっているようです。既にリモートワークに慣れている人にとっても、現在の在宅勤務の形態は全く新しいものとなっています。自宅待機命令、パンデミックの影響による新たな負荷、バーチャル・コミュニケーションなどが要因となり、中には在宅勤務を苦手と思っている人もいるようです。一方で、家庭でのニーズを満たせた、キャリアを再構築できた、子供と一緒に過ごす時間が増えたなど、様々な嬉しい変化があった人もいるようです。

私たちはこの状況を生き延びるために日々創意工夫し、希望の光を探し、未来に向けて、今日の現実の中に意味を見いだそうとしているのです。

ここでは、本社の地下室、屋根裏部屋、キッチン、ダイニングルーム、リビングルーム、バックデッキなどから、リモートワークに関する人事関連サービスを提供する会社のメンバーの声をいくつかご紹介します。

 

スローペースでゆったりとした一日

「私は以前ほど急がなくなりました。」と、従業員エンゲージメントを測るソフトウェアを提供している、Reward Gatewayのマーケティングリーダーであり、チームリーダーでもあるレイチェル・ウィークスは言います。「私はいつも急いで仕事に行き、急いで次の会議に向かい、急いで家に帰り、急いで子供たちを習い事に連れて行ってました。仕事の開始時間を早めて、終了時間を遅くするようにしてから、日中はちょっとした自分のための時間を取ることができるようになり、どこかに行かなければいけないという心配がなくなりました。」

 

対面でのやりとりが恋しい

ボイシ州立大学オンラインキャリアカウンセラーであるメアリー・スウィーニーは、「間違いなく良い点と悪い点の両方の側面があると思います。」と指摘します。「良い点は、スケジュールの柔軟性が増し、気が散ることが少なくなるのでより生産的になること、飼い犬が同僚になってくれることです。悪い点は、ルーティンを決めること、同僚との会話がないこと、キャンパスや学生、スタッフとの直接のつながりがないことなどです。」

 

COVID-19の影響に直面する

「私は病院に製品を供給する会社で働いています。」と、カーペットや床材に関する製品を発売している、Shaw IndustriesのHRマネージャー、ダリル・グレイアーは話します。「4歳の子供の育児と通学など、仕事と同時にこなすのは大変なものです。何度もスケジュールが変わります。今の主な仕事は、新型コロナウイルス感染症の追跡や失業保険の申請とそのフォローアップです。」

 

孤立しすぎている

「正直言って、私はWFHが苦手です。完全に私の好みではありません。」エグゼクティブソーサーで、リクルーターのテレサ・ブスタマンテは言います。「チームの仲間意識や職場での人間関係が恋しいです。」

WEB面接サービスを提供している、Talviewのマーケティング副部門長であるチャド・ファイフも同意見のようです。「オフィスライフには素晴らしい面があり、チームの距離を縮める予期せぬ会話が懐かしいです。」また、こうも付け加えています。「リモートワークには規律が必要な人もいれば、『創造性が発揮された時』に楽しいと感じる人もいます。私はどっちもどっちだと思います。」

 

子供たちとの時間が増える

ファイフはまた、「10 代の子供たちと話したり、午後に 30 分間の休憩を取っても、まだ少し遅くまで仕事をする時間があることに感謝しています。」と答えてくれました。他のメンバーも、良くも悪くも子供たちと過ごす時間が増えたことについて語ってくれました。エグゼクティブコーチであり、プロの講演者でもあるクリステン・ハーコートは、COVID-19の前から既に在宅勤務をしていましたが、「このパンデミックの間にリモートで仕事をすることは、大きな変化でした。7歳と10歳の子供が家にいるので、学校の勉強はもちろんのこと、精神的、肉体的にもサポートを必要としています。一日中、クライアントと仕事をしながら、子供たちの相手をしているので、境目がありません。」

 

新たな現実に柔軟に対応する

多くのメンバーが期待値を管理する必要性について話していました。そして、ハーコートが言うように、「自分自身と相手への思いやり、優しさを持つこと」が重要です。しかし、いくつかのケースでは、昨今の働き方の変化が、私たちの意識や行動だけでなく、ビジネスモデルにまで影響しています。Higher Ground Consulting Groupのオーナーであるケン・バイラーは、「この期間を通して、自社のコンサルティングのビジネスモデルを見直し、コーチングや学習をオンラインで提供できるように転換しました。」と説明します。彼はまた、ウェブサイトのデザインを変更して、ブランドを刷新し、必要に応じてクライアントに無償でコーチングを提供することも始めたそうです。

彼が行ったことは、今日だけではなく、今後の変化にも柔軟に対応していく一例に過ぎません。「私は常にリモートワークが未来の仕事のあり方であると感じており、COVID-19のパンデミックは特にそれを強調する出来事です。」とコンサルタントのヴァレリー・マルティネリ氏は言います。

 

依然としてCOVID-19の影響を受けていることを考えると、リモートワークがなくなることはないでしょう。早期入社者や新入社員がより快適に在宅勤務をするためには、私たちが今回話を伺ったメンバーのような、WFHのベテランとチームを組むことも選択肢の一つです。近い将来、リモートワークのためのスキルやトレーニングが、トレンドとなっていくかもしれません。

 

原文はこちら:Coping with WFH: the HR Community Speaks