タレントマネジメントとは?成功への4つの柱

企業は常により優れた働き方を模索しています。その目的は、革新性、パフォーマンスの向上、競争上優位を得るなどさまざまです。では、優れた企業とその他の企業とでは、一体何が違うのでしょうか? 成功するために必要かつ重要な要素の一つは人材であり、タレントマネジメントという考え方は避けて通れません。これは強い社員を育てるための基盤となり、強い組織を培うために必要となります。


タレントマネジメントとは、 優秀な従業員を惹きつけ、育成し、モチベーションを高めつつ、維持するための総合的なプロセスです。また、適切な人材を見つけ出し、成功と成長に必要なツールを提供することも含まれます。タレントマネジメントは、最終的にパフォーマンスを向上させ、組織がその使命を果たし、目標を達成することを可能にします。

タレントマネジメントには、さまざまな実践方法がありますが、ここではの4つの柱に分けて説明をします。

1. 優秀な人材を集める

タレントマネジメントを実践する前に、適切な人材を見つける必要があります。採用ニーズを決定し、求人票に必要事項を記載したら、採用を行いましょう。採用担当者はどのようにして人材を特定し、選択し、採用すべきかを検討しましょう。

2. 優秀な社員を育成する

採用成功おめでとうございます!あなたの採用活動の努力が実を結び、新入社員を採用しました。これからは、新入社員に会社理念やその役割と責任を理解してもらう時期に入ります。従業員育成の最初のステップは、新入社員を組織に溶け込ませ、会社に馴染ませるプロセスであるオンボーディングです。入社オリエンテーション実施後は、オンライン学習ツールを提供し、新入社員がチームメンバーを知る機会を作ります。新入社員が自分の役割に自信を持ち、成功する可能性を高めるためには、オンボーディングが重要となります。また、早い段階でチームに合流することで、新入社員が長期的に会社に定着する確率を高めることができます。

学習と能力開発は、入社当初の新入社員のためだけではなく、既存社員の在職期間を通じて継続する必要があります。オンライン教育シリーズや正式な資格認定プログラムへのアクセスなど、社内外のトレーニングにより、従業員は特定のスキルや専門知識を身につけ、キャリアの成長と成功に貢献することができます。 また、多くの企業では、授業料やセミナーの参加費用の支援など、学習や能力開発のための福利厚生を提供しています。 学習や能力開発への投資は、最終的には従業員がより良い仕事を行い、組織全体の成功に貢献することができるため、雇用主は投資した以上の利益を得ることができるでしょう。

パフォーマンス管理は、従業員の学習と能力開発の道のりをサポートするもう一つの方法です。各従業員に具体的な目標と測定基準を設定することで、説明責任が生まれます。マネジャーは彼らの声に耳を傾け、心を開いて率直に意見を交換する場を定期的に設けるべきです。こうした緊密なフィードバックは、アジャイル企業(素早く変化に対応できる企業)では一般的に用いられます。また、社員が同僚や上司から意見を聞く360度評価を利用しても良いでしょう。チームをサポートし、指導するコーチングやメンタリングプログラムを活用して、パフォーマンス管理ツールキットを完成させましょう。

3. 従業員のモチベーションを高めて成功させる

従業員のモチベーションを維持し続けることは、生産的で幸せなチームを作る鍵となります。幸福の世界的専門家であるソニヤ・リュボミルスキー博士の研究によると、仕事先を選ぶ際に幸福感が重要な要素である一方、幸福感の欠如が仕事を辞める主な原因になることも示されています。このため、報酬、特典、表彰を提供することは、帰属意識や目的意識を醸成し、組織が従業員のモチベーションを高め、ポジティブな職場環境を作るための欠かせない方法と言えるでしょう。 アメリカのIndeedでは最近、ワークハピネススコアを発表しました。このスコアは、雇用者が従業員の幸福を前進させる要因を把握し、従業員の経験を向上させる指標とすることができるのです。

キャリアアップの機会が多くあることは、従業員にとって重要なモチベーションの源泉となります。組織の目標に貢献しながら、自分がどのような道を進みたいのかを理解できるように、従業員一人ひとりに自分の強みや興味を探求する機会を提供する。 人事部では、あらゆる動きを考慮しながら、さまざまなキャリアパスの選択肢があることを説明することで、そうした会話を円滑に進めることができるでしょう。

4. トップパフォーマーを維持する

上記のすべての要因が、従業員の定着率を高めることに貢献しています。適切な人材を選び、育成し、継続的にモチベーションを高めることができれば、その人材は貴社に留まる可能性が高くなります。また、組織文化や会社の独自の環境を作り出す価値観や行動も重要な役割を果たしています。アンケート調査や個人面談を利用し、従業員からのフィードバックを得たり、離職理由や離職率の指標などを調べたりすることで、タレントマネジメントの強みや改善の機会に光を当てましょう。

タレントマネジメントの柱はそれ自体ではなく、繁栄するビジネスを構築するため、相互に関連して強力な基盤を形成します。 同様に、タレントマネジメントは人事の役割だけではありません。 さらなる成功のため、組織のすべてのリーダーが孤立を打ち破り、協力し合って、タレントマネジメント戦略を成功させる必要があります。優秀な従業員を惹きつけ、育成し、モチベーションを高め、維持するために協力し合うことが、競合他社とは一線を画す強靭な組織を生む要因となるのです。

 

原文はこちら:What is Talent Management? The 4 Pillars to Success