優秀な人材が仕事を探すタイミングとは?

優秀な候補者の中には、採用企業の期待をさらに超えて、組織に素晴らしい影響を与える方たちがいます。そのような優秀な人材を “トップパフォーマー”と呼びます。彼らを見つけ出すための、最も効果的な方法とは何でしょうか?

人材採用のプロたちは、最も優秀な人材は選考プロセスを受け身の姿勢で臨むであろうと以前は考えていました。彼らは新たな機会を積極的に探すのではなく、熱心なリクルーターから懇願されるような形で、黙っていても一流企業に就職するものと思っていたのです。そのような見通しがあったことで、より多くのトップパフォーマーを雇用するための手段として、リクルーターの多くは能動的な採用戦略に焦点をあててきました。

しかし、Indeedが実施した最近の調査では、実はトップパフォーマーも、大多数の求職者と同様に新たなキャリアを積極的に模索しているのです。そのような引く手数多のトップパフォーマーたちの動向を明らかにするために、Indeedは1000人の採用責任者に話を聞き、トップパフォーマーの特徴を調査しました。そしてその後に4000人の候補者を調査したところ、トップパフォーマーの特質を持ち、職場で優秀な業績を残したことで知られる候補者が1800人いることを特定しました。

トップパフォーマーのほぼ全員が積極的に仕事を探している

最も優秀な人材は積極的に比較的頻繁に新たな機会を探しています。実際、トップパフォーマーの92%が、1年に少なくとも数回は新たな仕事を探していると述べています。その中でも、過去1年の間に就職していたトップパフォーマーの96%が、実際に雇用される6か月前までの時点で、新しい仕事を探す姿勢をみせています。

このように、最も優秀な候補者たちが出世する機会を黙って待っているだけではないことは明らかです。自分たちのニーズと目標に合致するチャンスを常に見据えているのです。また、トップパフォーマーほぼほとんどがオンラインツールを上手に活用し、絶好のチャンスを常に狙っています。実際、過去1年の間に雇用されたトップパフォーマーの55%が、雇用される6か月前までの時点でオンラインの求人サイトに訪問しており、54%がオンラインのジョブアラートの設定をしています。また、48%が求人関連のモバイルアプリを利用していたことも明らかになっています。

現職に就く際のきっかけとなった行動は何であったか調査結果。

オンラインの求人サイトを利用した55% オンライン求人サイトの新着アラート機能を活用した54% モバイルでの求人検索やアプリを利用した48% 企業の採用ページの求人案件を確認した45% 友達や家族に紹介してもらった35% 専門性のあるオンラインのネットワークサイトを利用した25% 就職フェアに参加した22% リクルーターからのオファー19%

優秀な人材を引きつけるためには他とは異なる動機付けが必要

人材の獲得競争が激化している現在、トップパフォーマーに対する需要はかつてないほど高まっています。需要が高騰し、選択肢がたくさんあるので、優秀な候補者は選り好みすることができるのです。トップパフォーマーとされる優秀な人材では、評判のいい企業に魅力を感じる人の数が、一般的なその他の求職者と比べた場合に46% 高くなっています。また、刺激的でやりがいのある仕事に興味を抱く人の数も29% 高くなっています。これは、雇用主が自社のブランディング化を推進し、募集しているポジションの影響力の大きさや、高報酬であることなど、職務内容を魅力的に紹介することで、トップパフォーマーたちを呼び寄せられるということを意味しています。

トップパフォーマーは、給与面だけでなく、働く目的と自分のスキルを伸ばせる可能性などが、仕事の満足度につながることを理解しています。トップパフォーマーとされる人材の中で、給与や福利厚生だけで仕事に興味を抱く人の数は、他の求職者と比べて10% 低くなっています。雇用主の方々は、求人広告を掲載する際に参考にしていただけばと思います。給与は確かに重要ですが、仕事に意味や目的、学びなどの価値を見出すトップパフォーマーたちの心を揺れ動かすには、十分とは言えないのかもしれません。

今回の記事はこちらのeBookの内容をもとに構成されています。eBookは英語版のみとなっておりますので、ご了承くださいませ。

調査方法:

この調査は、アメリカ国内のオンラインユーザーを対象に2016年3月16日から同月22日にかけて実施されました。対象者は18歳以上の成人4000人で、その中の2439人が、新たな仕事を探している被雇用者あるいは失業者 (1439人が被雇用者の成人、残りの1000人が失業中の成人) によって構成され、残りの1561人が、転職を考えていない被雇用者によって構成されています。この調査は、Indeedの代わりに調査会社FocusVisionが実施されました。また、今回の調査では、職場での貢献度が常に高い人材とみなされている回答者と、自分のマネージャーや同僚から、トップパフォーマーが持つとされる特質に自分の性質が関連づけられたことがあると回答した回答者を「トップパフォーマー」としています。