視覚的なジョブディスクリプションで応募数アップを狙う

8秒。マイクロソフトの調査によると、これが人間の平均的な注意力の長さです。現代人は絶え間なく情報を受け取っており、それは私たちの集中力の変化にも影響を及ぼしています。つまり採用企業にとっては、候補者が募集中の求人に注意を払う時間もほんの少ししかないということです。

ジェネレーションX(1960〜70年代生まれ)の私は長いジョブディスクリプション(職務記述書)を印刷して、それを読みながら注釈をつけていた時代がありました。このやり方は、今の時代では受け入れられないでしょう。今日の企業は、現在のメディア環境に合わせてアプローチを変える必要があります。その有効な手段のひとつに、視覚的なジョブディスクリプションを作成することが挙げられます。

 

視覚的なジョブディスクリプションとは

前述の研究のひとつでは、リサーチャーは映画の半券からTwitterの傾向にいたるまであらゆる事柄を調査し、何が人々の注意を捉えるのかを調べました。その結果、「コンテンツの量が増えているため、人々の注意力がどんどん使い果たされている。『新しいもの』を求める衝動のせいで、私たちはより定期的にさまざまなトピックをあちこち見て回るようになっている。」ということが分かりました。つまり、TwitterからTikTokへ、それからFacebookへ、そしてまた元に戻るといったように、スワイプやタップ、クリックを繰り返すのです。

人々がそれぞれの場所で過ごす時間はごく限られています。潜在的な候補者に興味を持ってもらうため、採用担当者には人目を引く手法が必要です。「視覚的な」ジョブディスクリプションを使うと、限られた時間の中で人々の注意を引き留め、その仕事に関する基本的な情報を伝えることができます。それを見た人はその仕事についてもっと知りたいか、それとも興味がないかすぐに判断できるのです。

冒頭でも述べたように、注意力の平均持続時間は8秒です。あるレポートによると採用担当者が履歴書を見るのに費やす時間はほんの7秒ほどだそうです。この7秒間であなた自身が得ている情報について考えてみてください。あなたはその履歴書なり、オンラインのプロフィールなりをどのように読んでいますか?特定の候補者が他の候補者と比べて目立って見える要素は何ですか?ジョブディスクリプションを書くときは、この考え方を逆からの目線で適用するとよいでしょう。

 

ジョブディスクリプションに書くべきこと

それでは、視覚的なジョブディスクリプションの見え方について考えましょう。まずは以下のような基本的な項目があります。

  • 会社名:当然必要です。組織としてあなたが誰なのかを明示します。
  • 職種名:募集職種名を簡潔に示します。「ソフトウェアエンジニア」「ソーシャルメディアコーディネーター」「長距離トラック運転手」など、余計な装飾はつけずに、分かりやすさを重視します。
  • 給与:もし具体的に決まっているのであれば、その金額を表記します。経験やスキルによって金額に範囲があるのであれば、「〇〇万円以上」のような表記ができます。候補者におおよその金額感を持ってもらえるようにしましょう。
  • リモートワークの柔軟性:今日の状況ではリモートワークのオプションは多くの求職者にとって重要となります。完全リモートもしくはフレキシブルな就業形態の選択肢がある仕事なのかしっかりと明示します。
  • 企業文化:これにはコツが必要です。ほんの一瞬で企業文化や雰囲気を伝えるのは至難の業だからです。実際の職場の写真や簡単なデータを示すことが有用でしょう。

この最初のタッチポイントでのゴールは、候補者に「面白そうな仕事だ」と思わせることです。仕事の細かい内容は後で説明すればよいのです。最低限の情報のみを提示し、とにかく次の行動をとってもらうことに専念します。仕事に興味を持って、詳細を知りたいと思う人たちはさらに次のステップへ進めるようにし、興味のない人はそれ以上引き留めません。

 

今すぐ実行してみる

リクルーターはマーケターのように考えるべきだ」というのを聞いたことがあるかもしれません。リクルーターもマーケターもこの意味を完全には理解していないようですが、これが適切に行われると、視覚的なジョブディスクリプションはメールマーケティングキャンペーンと非常に似た形で実行されます。重要なのは、候補者の行動に重点を置き、それを理解するために高度に構造化された戦略を採用することです。

具体的なステップを説明します。まず、メッセージを決めるための最初の会議を行います。ここで仕様や制限(ジョブディスクリプションの場合、必要なスキルや資格、その他の要件がこれにあたります)についても話し合います。次にキャンペーンのモックアップを作ります。コピーを決め、魅力的な出だし文句を作成し、送り先のリストを決定します。

公開後は、アイトラッキングやヒートマップ手法を使用して、ターゲットオーディエンスに響くものを強調し、彼らが次のステップへ進むのを促すものに集中します。脱落したのか、クリックしたのか。ページの直帰率や滞在時間。特定のコピーにカーソルを合わせていたのか、それともスクロールし続けたのか。これらのインサイトに基づいて更新を行い、適切な候補者を惹きつけ、彼らを応募プロセスへ導くことを目指します。

様々な情報が溢れ、注意散漫になりやすい現代において、視覚的なジョブディスクリプションはとても重要であり、あなたの募集中の案件を際立たせるのに役立ちます。始めるなら今すぐです。ジョブディスクリプション改善で効果アップを狙いましょう。

 

原文はこちら:How to Capture a Candidate’s Attention with Visual Job Descriptions

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